『ラヴクラフトカントリー』シーズン1を徹底解説!
あらすじ・ネタバレ(見どころ)・キャスト(登場人物)・評価(感想)。
モンスターと怪奇現象を描くダークファンタジードラマ。
本記事では、海外ドラマ『ラヴクラフトカントリー』シーズン1について、わかりやすく解説します。
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あらすじ
『ラヴクラフトカントリー』シーズン1
1955年のシカゴ、朝鮮戦争から帰国したティックは、行方不明の父親から届いた手紙を手がかりに、伯父のジョージ、友人のレティとともに父親を捜す旅に出る。
行く先々で公然と行われる人種差別などの苦難が三人を待ち受けていた。
さらに、怪奇小説家ラヴクラフトの本から出て来たようなモンスターの襲撃に遭う。
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ネタバレ・見どころ
『ラヴクラフトカントリー』シーズン1
ネタバレ・見どころについて、わかりやすく解説します。
登場人物をご紹介
アティカス・フリーマン(ティック)。帰還兵。
モントローズ・フリーマン。ティックの父親。
ドーラ。ティックの母親。
ジョージ・フリーマン。モントローズの兄。ガイドブックの出版者。
ヒッポライタ・フリーマン。ジョージの妻。
ダイアナ・フリーマン(ディー)。ジョージの娘。
レティ・ルイス(レティーシャ)。ティックの友人。
ルビー・バプティスト。レティの姉。
マーヴィン・バプティスト。レティの兄。
サミュエル・ブレイスワイト。秘密結社サンズ・オブ・アダムのリーダー。
クリスティーナ・ブレイスホワイト。サミュエルの娘。
タイタス・ブレイスワイト。サミュエルの遠い先祖。
ウィリアム。クリスティーナの友人。
ホレイショ・ウィンスロップ。”アダムの息子たち”の創立会員。
ハイラム・エプスティン。ウィンスロップの信者。「名前の書」の一部を隠す。
ジア。ティックの韓国人の元恋人。看護学生。
ダヴェンポート。デパートの副支配。ルビーが変身した女性。
ツリー。ティックの知人。情報屋。
サミー。ツリーの知人。
ハント。保安官。
ランカスター。警部。
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父親からの手紙
アティカス(ティック)のもとに、行方不明の父親から手紙が届く。
「お前には、秘密の遺産の相続権がある。」
「母さんの先祖の出身は、アーダム。」
ティックは、伯父のジョージにアーダムについて尋ねる。
アーダムという地名があったのは、2世紀以上前で、マサチューセッツ州のデヴォン郡にかつてあった地名だということが判明する。
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父親を捜す旅
ティックは、伯父のジョージ、友人のレティと一緒に、父親を捜す旅に出る。
目的地は、アーダム。
三人は、レティの兄マーヴィンもとへ行き、アーダムの情報を教えてもらう。
アーダムのある郡庁所在地のバイドフォードは、魔女裁判があったイギリスの町の名前。
バイドフォードは、魔女を狩る連中が作った町。
森では、何人もの行方不明者が出ていることなどを教えてもらう。
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森の中のモンスター
三人は森に向かう途中、黒人を嫌う保安官に襲われ、保安官に連れられて、森の中に入る。
森の中に入ると、不穏な物音が聞こえてくる。
すると、突然モンスターが現れ、保安官を次々と襲う。
モンスターは、怪奇小説家ラヴクラフトの本に出てくるモンスターの特徴を持っていた。
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アダムの息子たち
モンスターから逃げるティック、ジョージ、レティは、豪邸(アダム・ロッジ)にたどり着く。
「到着を待っていた。」と話す謎めいた白人男性ウィリアムにもてなされる。
豪邸の主人は、“サンズ・オブ・アダム(アダムの息子たち)”という秘密結社のリーダーのサミュエル・ブレイスワイト。
タイタスは、海運業を営み財を成したサミュエルの遠い先祖。
“アダムの息子たち”は、タイタスが会員との密談の場として作ったものだった。
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モントローズを救出
ティック、ジョージ、レティは、ティックの父親モントローズを発見する。
四人は車でアダム・ロッジから逃げすが、魔法の扉にぶつかり、車が壊れ、怪我を負う。
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エデンの園
サミュエルは、不死の力を得ることに執着している。
“エデンの園”の扉を通れば、不死になれると信じている。
それを成功させることができる血族がティックだと、サミュエルは考えていた。
開きかけた扉は閉じ、衝撃波とともに、近くにいたサミュエルは石になり、部下たちは灰になる。
さらに衝撃波が発生し、アダム・ロッジは崩れ落ち全壊してしまう。
ティックたちは、全壊前に逃げるが、昨夜サミュエルに銃で撃たれてたジョージは、死んでしまう。
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ウィンスロップの屋敷
シカゴに戻ったレティは、黒人のための下宿屋を営むため、白人が多く住む地域に古びた屋敷を購入する。
すると屋敷の前に白人たちが集まり、執拗な嫌がらせをする。
さらに屋敷の中では、老婆の幽霊が現れたり、不可解な現象が起きる。
黒人のバラバラ死体が見つかった過去がある、曰く付きの屋敷だった。
事件を調べたレティは、サウスサイド連続失踪事件の存在を知る。
レティは、ランカスター警部が事件に関与し、ウィンスロップの信者ハイラムに黒人の被験者を提供したのではないかと推測する。
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名前の書
サミュエルの娘クリスティーナがティックのもとを訪れ、「名前の書」について語る。
「”アダムの息子たち”の創立会員ウィンスロップが、”名前の書”の一部を盗み会員を追放された。」
「ウィンスロップは、アダムの言語の解読法を独自に編み出そうとした。」
「会員の大半は、魔力を持たない。」
「持てる場合でも、一生に1つだけ持つことができる。」
「サミュエルは、傷つかない体を手に入れた。」
「それが不死につながると考えていた。」
「でも”エデンの園”へ行くために、それを手放した。」
「”アダムの息子たち”が創った魔力は、”名前の書”の1章が源。」
「もともとは、サミュエルの遠い先祖タイタスの口伝えだった。」
「タイタスがその章を隠した保管庫には、罠が仕掛けられ、タイタス以外は開けることができない。」
「ただし、ウィンスロップが盗んだ章が見つかれば、アダムの言語を完全に理解できるかもしれない。」
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太陽系儀
クリスティーナは、レティの家にあるはずの”ハイラムの太陽系儀”を探している。
太陽系儀が「名前の書」の一部を見つける鍵になるかもしれない。
太陽系儀は、ジョージの妻ヒッポライタが持っていたが、壊れていて動かない。
一方、ティックとレティは、タイタスが罠を仕掛けた保管庫が、ボストンの博物館の地下に隠されているとモントローズに教えてもらう。
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ヤヒマ・マラオコティ
博物館の地下にある数々の罠を突破し、隠し部屋にたどり着く。
そこには干からびた死体が座っていたが、突然女性の姿に変わり、ティックたちに語りかける。
「ヤヒマ・マラオコティ。」
「タイタスが”名前の書”を読める人を捜していて、連れて来られた。」
「しかし、タイタスの本性を知り、私は途中で”名前の書”の解読を拒んだ。」
「タイタスは、家族と再会させると約束したが、家族を殺し、私をここに閉じ込めた。」
ティックたちは、部屋から「名前の書」の一部を発見し、マラオコティを連れて地下から脱出するが、モントローズがマラオコティを殺害する。
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変身
ウィリアムと一夜を過ごしたレティの姉ルビーの身体に異変が生じる。
黒人のルビーは、白人に変わり、さらに体中に激痛が走る。
苦しむビーにウィリアムが近いてきて、ナイフでルビーの胸を刺す。
しかし、ルビーは死なず、もとの身体に戻る。
ウィリアムは、ルビーを使って、魔力の実験を行っていた。
ウィリアムの正体は、変身したクリスティーナだった。
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九尾狐の怪物
1949年、朝鮮戦争下の韓国のテグ。
看護学生ジアは、100人の男を家に連れて帰ることを母親に課されていた。
ジアは、九尾狐(クミホ)で、家に連れ込んだ男とセックスをして殺害、男の魂を取り込んでいた。
100人の魂を取り込めば、人間に戻れると母親に言われていた。
100人まで、あと1人。
ある日、看護学生数名がアカ(スパイ)摘発のため米軍に連行されるが、米軍には従軍中のティックの姿があった。
その後、負傷したティックがジアの病院に運び込まれる。
ティックとジアは、恋人関係になる。
ジアは、ティックの魂を奪うためではなく、愛し合うためにセックスをし、ティックが死ぬ未来を見る。
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ワープ
夫ジョージの死の真相を解明しようと手がかりを探す妻ヒッポライタ。
ヒッポライタは、太陽系儀を起動させることに成功する。
起動した太陽系儀から座標と鍵を入手したヒッポライタは、座標が示す天文台に行く。
天文台にある多次元マシンを起動させると”時空の歪み”が出現する。
警備員とティックが現れ、揉み合いになる。
警備員の一人は、ヒッポライタが銃で射殺するが、持ってきていた娘のダイアナが書いたコミックをその場に落としてしまう。(事件現場にいた証拠になってしまう)
“時空の歪み”に吸い込まれたヒッポライタは、どこかの惑星にワープする。
ヒッポライタは、その惑星でアフロヘアーをした体が機械の謎の生物に遭遇する。
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愛読書
「アウトサイダー/他」H・P・ラヴクラフト著(アーカム・ハウス発行)。
ティックは、愛読書について、父親のモントローズに語る。
「これはフリーマン家の話だ。細部は異なるけど、現実と似た話は多い。」
「クリスティーナは男で、伯父さんは生き残る。」
「ダイアナは男の子。名前はホレス。」
「秋分の日に、クリスティーナは俺を犠牲にして不死になる。」
秋分の日は、5日後に迫っていた。
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モンスター再び
黒人少年ボボが白人にリンチされ殺されたという知らせに、町中の黒人たちが怒りと悲しみに暮れる。
数日後、レティが経営する下宿屋に、ランカスター率いる多数の警察官が押しかける。
ランカスターは「レティたちがボボの復讐を企てている。」と因縁をつける。
ティックが下宿屋にやってくるが、警察官がティックに向けて拳銃を発砲する。
すると、ティックを守るように、モンスターが現れる。
モンスターは、現場にいた警察官たちを次々に殺していく。
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1921年タルサ
ランカスター警部の呪いで昏睡状態に陥ったダイアナを助けるには、近親者の血と「名前の書」が必要だとクリスティーナに教えられる。
ティックたちの前に、ヒッポライタが現れる。
「アース504で、この地球の200年分を過ごした。」
「無限の可能性と知識を使い、娘を救う。」
ヒッポライタは、娘のダイアナの命を救うのに必要な「名前の書」をティックの先祖から入手するため、多次元マシンを操作し、史上最悪の黒人差別暴動が起きた1921年オクラホマ州タルサへ、ティック、レティ、モントローズを送り出す。
歴史を変えてはいけないため、目の前で起きる悲劇をどうすることもできなかったが、ティックたちは「名前の書」を持ち帰ることに成功する。
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ダイアナにかけられた呪い
クリスティーナの復元の魔法で呪いの初期化を行い、一時的にダイアナが改善する。
ティックが呪いを解くための呪文を唱え始めると、「名前の書」が開き、ティックとレティは意識を失ってしまう。
気絶中の二人の意識は、過去の異空間に導かれていた。
ティックの先祖らとともに呪文を唱えると、ダイアナにかけられた呪いが解かれる。
呪いを解くことができたが、呪いが原因でダイアナは左腕を失ってしまう。
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秋分の日のアーダム
クリスティーナは、父親サミュエルが望んだ不死の力を手に入れようとする。
意志と場所と肉体が揃い、魔法が完成する。
不死の魔法には「名前の書」とティックの血が必要。
ティック、モントローズ、ヒッポライタ、ジアは、クリスティーナを倒すために、アーダムへ行くがクリスティーナに捕まってしまう。
レティが駆けつけ、クリスティーナを後ろから剣で刺すが、不死のクリスティーナは死なない。
そこで、レティは、ハンナから教わった”封印の呪文”を唱え始める。
呪文は、不完全であったが、ジアが手助けし、”封印の呪文”が発動し、クリスティーナの魔力を封印することに成功する。
しかし、クリスティーナに刺され大量の失血をしたティックが死んでしまう。
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評価・感想
『ラヴクラフトカントリー』シーズン1。
モンスターと怪奇現象を描くダークファンタジードラマ。
失踪した父親を探す黒人青年が、人種差別という現実の恐怖と、小説から飛び出て来たようなモンスターからの襲撃という非現実的恐怖に立ち向かう姿を描きます。
人種差別がテーマのドラマとしても成り立ちますし、モンスターを扱うパニックドラマとしても成り立ちます。
さらに、”秘密の遺産の相続権”にまつわるファンタジー要素もあります。
複数のテーマがミックスした不思議な作品です。
第1話 サンダウン
第2話 月に降りた白人
第3話 聖なる亡霊
第4話 蛮行の歴史
第5話 怪事
第6話 テグで会いましょう
第7話 私は私
第8話 黒人少年ボボ
第9話 バック・トゥ・1921
第10話 円環
ぜひ見ていただきたいおすすめの海外ドラマです。
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キャスト・登場人物
『ラヴクラフトカントリー』シーズン1
キャスト・登場人物をご紹介します。
アティカス・フリーマン(ティック)・・・ジョナサン・メジャース
モントローズ・フリーマン・・・マイケル・ケネス・ウィリアムズ
ジョージ・フリーマン・・・コートニー・B・ヴァンス
ヒッポライタ・フリーマン・・・アーンジャニュー・エリス
ダイアナ・フリーマン(ディー)・・・ジェイダ・ハリス
レティ・ルイス(レティーシャ)・・・ジャーニー・スモレット
ルビー・バプティスト・・・ウンミ・モサク
マーヴィン・バプティスト・・・デミトリアス・グロッセ
サミュエル・ブレイスワイト・・・トニー・ゴールドウィン
クリスティーナ・ブレイスホワイト・・・アビー・リー・カーショウ
ウィリアム・・・ジョーダン・パトリック・スミス
ジア・・・ジェイミー・チャン
ダヴェンポート
ツリー・・・デロン・J・パウエル
サミー・・・ジョン・ハドソン・オドム
ランカスター・・・マック・ブラント
ヤヒマ・マラオコティ・・・モニーク・カンデラリア
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