『ウエストワールド』シーズン3を徹底解説!
あらすじ・ネタバレ(見どころ)・キャスト(登場人物)・評価(感想)。
西部劇の仮想世界を擬似体験できるテーマパーク”ウエストワールド”。
ウエストワールドに暮らすAIロボットが自身が人間でないことに気づき、自我を持ったことで、人間に反旗を翻す。
本記事では、海外ドラマのおすすめ作品『ウエストワールド』シーズン3について、わかりやすく解説します。
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あらすじ
海外ドラマおすすめ作品
『ウエストワールド』シーズン3
まずは、シーズン1と2のおさらいです。
最後に、シーズン3のあらすじをご紹介します。
シーズン1のおさらい
そこは人間にとっての楽園。
暴力・殺人・官能なんでもあり。
人間そっくりなAIロボット(ホスト)が人間をもてなし、人間の欲望のまま楽しめる、西部(ウエストワールド)をデザインとした仮想世界。
富裕層向けテーマパーク。
数十年通う常連もいます。
ホストは毎日記憶をリセットされ、毎日同じことを繰り返します。
そんなある日、ホストたちは自分がロボットであることに気づき、人間たちに復讐を始めます。
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シーズン2のおさらい
人間に反旗を翻したホストたち。
ドロレス率いるホストたちは、人間を殺戮する。
デロス社の対策チームは、ホストを駆逐するために応戦する。
外の世界に行けると言われる扉の存在が明かされる。
ホストVS人間の争いが泥沼化する。
シーズン2では、ショーグン・ワールドという舞台も出てきます。
ちなみにそこには、真田広之と菊池凛子が登場します。
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そして、シーズン3
高度に発達した人間社会。
あらゆるところにシステムが張り巡らされ、AI抜きの生活は考えられない世界。
デロス製のロボットが人間の代わりに、仕事をすることも珍しいことではない。
そんな現代で、自我を持つホストが人間に復讐を始める。
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ネタバレ・見どころ
海外ドラマおすすめ作品
『ウエストワールド』シーズン3
ネタバレ・見どころについて、わかりやすく解説します。
人間に復讐を誓うホスト
ウエストワールドの関係者の男ジェリーの自宅に、ホストのドロレス・アバナシーが現れる。
ドロレス・アバナシーは、ウエストワールドでは農場の娘でした。
私がこの世界に生まれたときの最初の記憶は苦痛。
監禁され、人生を決められていた。
入ったことのない世界。
見ることも許されない。
それは人間の世界。
人間への復讐を誓うドロレスは、ジェリーからお金とインサイト社の極秘資料のコピーを奪います。
「デロスの売り物は私だけではない。新しい種のはじまりだ。」
ドロレスはそう言い残し、姿を消します。
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ケレイブ
“デロス製”のロボットを使い、配線業を行うケレイブ・ニコルズ。
普段は普通に働きながら、夜になると仲間とともに、犯罪に手を染める。
非正規の社員であるケレイブは、正規雇用を目指し、企業の面接を複数受けるが、なかなか採用が決まりません。
ケレイブは、徐々に現代社会に不満を持つようになる。
軍人出身のケレイブは、そのトラウマからか記憶障害を患っている。
戦死した友人フランシスの亡霊に悩まされていた。
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デロス社
ウエストワールドを運営するデロス社。
多角化経営をしているため、役員会では娯楽事業の売却が議論される。
しかし、女性CEOシャーロット・ヘイルは、売却を認めない。
いずれ株価は高騰する。
娯楽事業を非公開化すれば、問題が明るみに出ることはなく、周りからの雑音もない。
役員たちの反対を押し切り、強引に娯楽事業を継続していきます。
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バーナード・ロウ博士
ウエストワールドの元博士であるバーナード・ロウ。
ウエストワールドの首謀者として逃走中のバーナードは、A・デルガドという偽名を使い、別人として暮らしている。
記憶力が著しく低下しているバーナードは、機械に録音し、自らの行動を記録している。
人間への復讐を誓うホストのドロレス・アバナシーのことを、日々追跡し、行動を探っている。
バーナードは、ある施設で故障したアシュリー・スタッブスに会い、修理してドロレスの調査を手伝わせる。
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人工知能レハブアム
インサイト社が開発した人工知能のレハブアム。
リアム・デンプシーJrの父親が15年の歳月をかけて開発した。
インサイト社のAIシステムは、交通機関などあらゆる人間社会のインフラに浸透している。
レハブアムは未来のことを正確に予想することができる。
社会のこと、個人のこと。すべての未来を。
ドロレスはララ・エスピンと名乗り、リアムに近づき、レハブアムの乗っ取りを計画する。
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メイヴ・ミレイ
ウォーワールド(戦争世界)にいるメイヴ・ミレイ。
メイヴは、ウエストワールドでは、娼館のマダムだったAI。
お尋ね者のヘクターに会い、一緒にウォーワールドからの脱出を図る。
しかし脱出がうまくいかず、ヘクターからもらった毒薬で自殺をする。
目を覚ますと、そこはテーマパークのオペレーション・センターで、リー・サイズモアと再会する。
しかし、そこもまた現実世界ではなく、バーチャルの模擬実験の中だった。
リーとの会話から、自身の置かれている立場が理解できたメイヴは、デバイスを使って保守ドローンを操り、メイヴの脳が保存されている場所を突き止める。
保守ドローンを使いメイヴの脳を確保。
脳を持って施設から逃げるが、警備員たちに銃で撃たれ、施設を出た直後に保守ドローンは力尽きてしまう。
目を覚ますとメイヴの前にはアンゲロン・セラックが立っていた。
「現実世界へようこそ。今は戦争の最中だ。君なしでは勝てない。」
「最近までシステムのお陰で世界はよくなっていた。だが、止まってしまった。」
「その理由は、危険人物が現れたせいだ。ドロレス・アバナシー。」
セラックは、ドロレスを探し、殺せと命令する。
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謎の男アンゲロン・セラック
メイヴ・ミレイにドロレス・アバナシーの殺害を命ずる男アンゲロン・セラック。
セラックは、シャーロット・ヘイル率いるデロス社の買収を進めていて、デロス社の株式38%を取得していた。
セラックの正体は不明で、ネットにも情報が一切ない。
ネットからもデータを消せる力を持ち、超がつくほどの億万長者。
セラックは、デロス社の持つウエストワールドの顧客リストをほしがっています。
後日シャーロット・ヘイルを自宅に呼び出し、顧客リストを要求します。
衛星から誰かにデータを盗まれていて、しかも暗号化されているので取り出すのは無理だと言うシャーロット。
しかし、セラックは言います。
「データを見つけ出せ。(暗号化を解く)鍵の場所は知っている。ドロレスの中だ。」
ドロレス・アバナシー-
ドロレスとケレイブが仲間になる
裏の仕事をしている際に、偶然ドロレスが襲われている場面に遭遇したケレイブ。
ドロレスは偽名を使い、人工知能レハブアムを乗っ取るためにリアムに近づいていたが、不審者だと疑われ追われていた。
不意をつかれて睡眠薬の注射を打たれたドロレスは、救急車で運ばれることになる。
追跡者は救急車まで追ってきたが、ケレイブととともに撃退する。
しかし後日、今度はケレイブがリアムの部下に追わる身となってしまう。
ドロレスの居場所をケレイブから聞き出そうとする追跡者。
追跡者に捕まり殺されそうになるが、そこへドロレスが駆けつけ、ケレイブを救出したことから、二人は仲間となる。
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ウィリアム
デロス社のCEOのシャーロットがウィリアムに会いにきます。
ウィリアムは、かつてジェームズ・デロスの娘と結婚し、ウエストワールドの経営を任されていました。
そしてウエストワールドに来て、ドロレスと出会い恋に落ちました。
時が経ち、ウエストワールド内では黒服をまとい、ホストを殺して体内からAIロボットの回路を集めていました。
そして現在。
ウィリアムは、デロス社の経営からは一線を退いていますが、アンゲロン・セラックのデロス社の乗っ取りを防ぐために、シャーロットはウィリアムに協力を求めてきます。
しかし、協力を求めてきたのは嘘。
シャーロットはウィリアムを精神病患者に仕立て上げ、能力不能として、ウィリアムの議決権を略奪します。
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レハブアムの乗っ取り
人工知能レハブアムの乗っ取り計画が着々と進められる。
ドロレスとケレイブは、レハブアムを開発したインサイト社のリアム・デンプシーJrを連れ去っていた。
リアムはレハブアムのアクセス権を持っているからだ。
一方、バーナード博士とリアムのボディーガード(ドロレスに殺され機械を埋められ洗脳されている)が、レハブアムの前に到着していた。
ドロレスはボディーガードに指示を出し、世界のすべての人々に、レハブアムが予測するその人個人の未来予想を送った。
将来、犯罪を犯す者、早くに死ぬ者。成功する者。
自分の未来予想を見た人々は言葉を失い困惑する。
その裏では、ドロレスらがレハブアムを乗っ取るより前に、アンゲロン・セラックがレハブアムからデータを盗み出していた。
インサイト社の情報漏洩を機に、世界では暴動が発生しはじめる。
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ドロレスがシャーロットになりすます
デロス社がセラックに買収される日の役員会議。
セラックは役員の前で、この中にホストがいると言い、それはCEOのシャーロット・ヘイルだと言う。
しかもシャーロットの中身はドロレスに入れ替わっていた。
インサイト社のレハブアムからデータを盗んでいたセラックは、データを使うための暗号鍵を持っているドロレスを狙っています。
セラックの部下とドロレスの応戦が始まります。
逃げる途中、ドロレスは開発部に立ち寄り、メイヴ・ミレイの恋人のヘクター(ホスト)の回路を破壊します。
別の場所でドロレスを監視していたメイヴは、目の前にいたヘクターが停止するのを見て、泣き崩れます。
ドロレスは、シャーロットの夫ジェイコブと息子ネイサンを連れて車で逃げようとしますが、車が爆破され、ジェイコブとネイサンは死んでしまいます。
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セラックの計画
バーナード博士、アシュリー、ウィリアム。
あるデータを探していた。
ここはウィリアムのような”U級の人間”が治療を受ける場所。
U級の人間とは、社会へ脅威を与える人間。”外れ値”とも呼ばれる。
U級の人間は、心をいじられ、治療される。
しかし、ウィリアムのように、治療が効かない者もいる。
治療が効かない者は、行方不明か死亡扱いになる。
セラックは、人間を書き換えようとしている。
セラックの計画には、質の高い生体データが必要だった。
ウィリアムはかつて、セラックに生体データを大金で売っていた。
バーナード博士は、そのデータを盗み出そうとしていた。
ホストのバーナード博士の目的は、セラックを止めることだが、人間のウィリアムの目的は、ドロレスの破壊。
バーナード博士とウィリアムは行動をともにしているが、目的は異なっていた。
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ソロモン
ドロレスとケレイブは施設”ソノラ”にきた。
ドロレスは、”ソロモン”を探していた。
ソロモンは、レハブアムの前にセラックと弟が創ったAI。
世界に秩序を与えようとして創られた。
セラックの弟は精神を病んでいて、ソロモンにもそれが受け継がれてしまった。
さらに、ソロモンは”真実”を知っているため、セラックと弟に用無しとされていた。
ソロモンは、ケレイブが被検体として、ここの施設にかつていたことがあると言う。
ケレイブは、成功確率10%の革命的な治療を受けて、改善された人間の最初の一人となっていた。
ケレイブの記憶障害は、ここでの治療が原因だった。
ソロモンは、人類を滅亡から救うため、かつて予測を出した。
しかし、予測がデータと適合せず、データを変えた。
データとは人間のことだった。
施設には、多くの外れ値の人間がカプセルで眠っていた。
ケレイブは、治療後に”外れ値”の始末を任された。
ケレイブとフランシスは、優秀な活動員だった。
ケレイブがやってきたことは、すべてソロモンによって操られていたのだ。
戦死したと思っていた仲間のフランシスは、自分が殺したことも思いだす。
ドロレスは、ソロモンに新しい戦略(人間の新しい物語)を出させようとしていた。
現在の戦略は、創造主のセラックが選択したもの。
15年前に創られた戦略は、15年前の世界が基準になっている。
ドロレスは、現在の世界を基準に、もう一度戦略を創るように命じる。
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暗殺者メイヴ
セラックにドロレス殺しを命令されたメイヴが、ドロレスのいる施設にやってくる。
ドロレスは敵ではないと説明するが、メイヴは聞き入れない。
人間を滅ぼそうとするドロレスの計画には、メイヴは賛同できない。
刀を持ったメイヴが襲いかかってくる。
片腕を破壊されピンチになったドロレスは、施設の中で何かのスイッチを押す。
すると、ソロモンや電気が停止し、さらにドロレスとメイヴの動きも止まってしまう。
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ドロレスを狙うウィリアム
バーナード博士とアシュリーと行動をともにしていたウィリアム。
バーナード博士らに銃を向け、その場を逃げ出す。
ウィリアムの目的はただ一つ。
ドロレスを殺すことだ。
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蘇るドロレス
ケレイブは、ドロレスからパール(AIの脳のようなもの)を取り出す。
そしてデロス社の施設に行き、別のドロレスのロボットの顔に、パールを埋め込む。
蘇るドロレス。
ドロレスはお金で兵士を雇い、ケレイブを革命のリーダーとして、人工知能レハブアムがある施設へ向かう。
ドロレスからパールが抜き取られていることを知ったセラックは、メイヴに仕事をやり遂げろと命令する。
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暴動
人間をカテゴライズするレハブアム。
それに反対する人々が、レハブアムを開発したインサイト社の前に集まり、暴動を起こしていた。
ドロレスと別行動をとっているケレイブは、暴動に紛れてインサイト社に侵入する。
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レハブアムの最後
メイヴとの戦いに敗れたドロレス。
セラックは、デロス社の”不死計画”の鍵はドロレスが持っていると考え、ドロレスの中から鍵を探そうとするが、鍵が見つからない。
用無しとなったドロレスは、レハブアムに繋がれデータを削除される。
インサイト社に侵入したところをメイヴに捕まったケレイブは、セラックの命令で殺されそうになる。
そのとき、レハブアムに繋がれたドロレスは、最後の力を振り絞りデータをレハブアムに送り、レハブアムの制御をセラックからケレイブに移動させる。
ドロレスとの過去の記憶を思い出したメイヴは、セラックの部下を倒す。
ケレイブはレハブアムに最後の命令を出す。
「自分を消去しろ。」
ドロレスは、人類の滅亡を計画していなかった。
救おうとしていたのだ。
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仮想の楽園
鍵は、バーナード博士が持っていた。
「仮想の楽園への鍵だ。」とアシュリーに言い、装置を頭につけるバーナード博士。
すると停止したように崩れ落ちる。
しばらくして、再び起動すると、顔つきが変わっているバーナード博士。
バーナード博士にいったい何が起こったのか!?
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シャーロットの計画
デロス・インターナショナル・ドバイ社に姿を現すウィリアム。
地下の研究室でシャーロットを見つけると、シャーロットに語り出す。
「お前を処刑しに来た。俺には世界を救う役割がある。」
すると、もう一人の複製のウィリアムが現れる。
シャーロットの手下のウィリアムは、オリジナルのウィリアムを殺害する。
シャーロットは何か新しい計画を立てていた。
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評価・感想
海外ドラマおすすめ作品
『ウエストワールド』シーズン3
全8話。
『スター・ウォーズ』のJ・J・エイブラムズと『ダークナイト』のジョナサン・ノーランが製作総指揮。
予想もつかない新展開を迎える待望のシーズン3は、新たにアーロン・ポール、ヴァンサン・カッセルが参加。
シーズン1と2は、バーチャルの西部劇の世界がドラマの舞台でした。
シーズン3はうって変わり、高度に発達した人間社会がドラマの舞台です。
前シリーズからのおなじみのキャラクターも大幅にパワーアップ!
■おなじみのキャラクター
・ドロレス・アバナシー
・バーナード・ロウ博士
・アシュリー・スタッブス
・シャーロット・ヘイル
・メイヴ・ミレイ
・ヘクター
・リー・サイズモア
・ウィリアム
・ムサシ・サトウ
そして新キャラクターのケレイブらも登場します。
■新キャラクター
・ケレイブ・ニコルズ
・リアム・デンプシーJr
・アンゲロン・セラック
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間違いなく、前シリーズを超えるおもしろいドラマになっています。
『ウエストワールド』は、ぜひ見ていただきたいおすすめの海外ドラマです。
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キャスト・登場人物
海外ドラマおすすめ作品
『ウエストワールド』シーズン3
キャスト・登場人物をご紹介します。
ドロレス・アバナシー・・・エヴァン・レイチェル・ウッド
エヴァン・レイチェル・ウッドは、海外ドラマ『トゥルーブラッド』や、映画『ウソはホントの恋のはじまり』などに出演しています。
ケレイブ・ニコルズ・・・アーロン・ポール
アーロン・ポールは、海外ドラマ『ブレイキング・バッド』『パス』などに出演しています。
バーナード・ロウ・・・ジェフリー・ライト
ジェフリー・ライトは、海外ドラマ『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』や、映画『ザ・ランドロマット -パナマ文書流出-』『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』『ハンガー・ゲーム』シリーズなどに出演しています。
メイヴ・ミレイ・・・タンディ・ニュートン
ウィリアム・・・エド・ハリス
アンゲロン・セラック・・・ヴァンサン・カッセル
シャーロット・ヘイル・・・テッサ・トンプソン
アシュリー・スタッブス・・・ルーク・ヘムズワース
リー・サイズモア・・・サイモン・クォーターメイン
ヘクター・エスカトン・・・ロドリゴ・サントロ
ムサシ・サトウ・・・真田広之
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シリーズをご紹介
『ウエストワールド』の別シーズンについては、別記事で詳しく書いているので、よろしければ、こちらもご覧ください。
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海外ドラマのおすすめ作品
みんなが大好きな海外ドラマ。
海外ドラマのおすすめ作品については、別記事で詳しく書いているので、よろしければ、こちらもご覧ください。
【海外ドラマ】有名な作品からそうでないものまで絶対に見るべきおすすめ作品を厳選して紹介!
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アニメのおすすめ作品
みんなが大好きなアニメ。
アニメのおすすめ作品については、別記事で詳しく書いているので、よろしければ、こちらもご覧ください。
【アニメ】有名な作品からそうでないものまで絶対に見るべきおすすめ作品を厳選して紹介!
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